♪2021年発表会♪

去年に引き続きまだまだコロナ禍の状況は変わらない中、みなさまのご協力のもと、なんとか今年も発表会を開催することができました事を感謝いたします。
毎年、生徒達の発表会へ向けての頑張りと本番で見せる集中力に感動しております。

コロナ禍という、色々なことが自由にはできずストレスを溜めやすい制限のある中でも、ヴァイオリンやチェロという楽器に向き合える時間があるということは幸せな事だと確信しております。
日々の練習無くしては上達も望めない弦楽器という楽器に取り組むだけで、自然と忍耐力は身に付きますし、ちょっと頑張ったぐらいではどうにもならない、長期の視点で成長できる楽器であるだけに、諦めない力、へこたれない力、壁にぶち当たっても問題を解決しようと努力ができる、多角的な視野も持つことができるようになる。そして何より音楽という喜びがある。最初の数年はまともに弾けず、ただ辛いだけ、と思ってしまうこともあるかも知れませんが、それでも毎日小さい目標を見つけて一歩一歩あゆんで行けば、気がついた時には、もうこんなところまで登れた!と下を見下ろしてびっくりする日が来るかも知れません。よく練習時間はどのぐらい?という質問を頂きますが、それは本当に個人個人それぞれだと思っています。もちろんプロを目指すというならば話は別ですが、生涯の友として学び続けて行くつもりであれば、成長のペースも個人差がありますし、何時間やったから良いというものでもないと思っています。集中してできる時間が一番大事。 朝の10分でも10分しかないと思えば、ものすごく集中してやるべき事を練習するだろうし、その10分が1日のうちに何回か持てる方がより上達は早いと思います。そして何歳だからどのぐらいの曲が弾けなければいけないというものもないと思っています。グーンと成長する時期というのが来たらあっという間に前を走ってる子を追い抜かす事も不思議ではありません。

弦楽器を学ぶ、という長期の視野でレッスンをするという特性上、3歳から見始めた生徒さんがもう中学生、高校生になり、ずっと成長を見ることができるのも幸せなことだと感じています。ぷくぷく膨らんだお顔だった子がもうシュッと精悍な顔立ちになっていたりと感慨深いです😊